ガラス工場見学

先日、日本板硝子株式会社のガラス工場の見学に行ってきました。
長年、ガラスを販売していながら製造している所を見る機会がなかなか無かったので、
楽しみにしていました。
当日は東京駅からバスで千葉県市原市姉ヶ崎まで行ってきました。
途中、海ほたるで休憩。

工場は広大な敷地にあり、見学者はヘルメット、蛍光色のベストを着用し、
安全靴に履き替えさせられました。もちろん半袖は禁止です。

フロートガラス、網入りガラス、強化ガラス、防犯ガラス、複層ガラス、などの製造工程を
見学できました。(真空ガラスは、茨城で製造しているそうで、見れませんでした。)

フロートガラスは、珪砂(けいしゃ)、ソーダ灰、石灰石、芒硝(ぼうしょう)、カレット(ガラス屑)
を原料とし、溶解炉へ投入し、混合します。こうしてできたガラス素地を、一定量で、
フロートバスへ送られます。フロートバスの内部では、完全な水平を保つ溶解金属(スズ)
の上を浮かびながら流れるので、溶解したガラス素地の表面は、両面ともまったくゆがみの
ない平面となります。(フロートガラス製法)
ガラスの厚みは、素材の流れる速さによって、変えるそうです。
リサイクルのガラス屑を20%程度いれて、粘りを出すそうです。

とにかく暑い!!!(レンガでできている炉の中は1600度あるそうです。)
工場の中は、50度~60度はあります。
ここで作業していたら、相当キツイです。
1600度の高温に耐えられるのが、レンガだけなんですって!
以外な事実でした。耐用年数も長くなく12、3年とかいってました。

ガラスの幅は決まっていて、最大幅は3mで長さは10数メートルだそうです。(ビル3階分だったと思います。)
そんなでかいガラス運搬するのも大変でしょうね。
いろいろとガラスの知識が増えた1日でした。





投稿者 有限会社野崎硝子