低い断熱性、世界に遅れる窓の後進国、日本

 みなさんは、ご自宅の窓の性能について考えてみた事はありますか?
これからの季節は結露で窓がびっしょりになったり、窓辺の寒さに悩むものです。

これは、全て窓の断熱性能が低い事に原因があります。

日本では、「家のつくりようは夏をもって旨とすべし、冬はいかようにも過ごせるが、
夏はどうしようもないので、住まいは夏の暑さ対策を基本に作ることが基本である」と
言われて、窓は軽視されてきました。

でも実際はどうでしょうか?
夏はエアコンを使うのが当たり前で、日差しがきつければ、カーテンやブラインドで
日差しを遮りますね。

冬はストーブやエアコンをガンガンに使って、コタツやホットカーペットで
部屋を暖めてエネルギーを使います。

でもこれっておかしい話です。
窓を断熱化して、性能を上げれば、ストーブやエアコンの使用を
大幅に減らす事ができて、カビやダニの発生も防げるんですよ。


日本は、世界に誇る技術力と商品力があるのは事実ですが、
窓に限っては、ヨーロッパやアメリカ、お隣の韓国よりも
性能が低いんです。

日本では今だに1枚ガラスの窓の家がほとんどですが、
ヨーロッパやアメリカでは、1枚ガラスの窓を使った家はすでに
禁止されてきています。

またアルミサッシもほとんど製造されなくなってきていて、
樹脂や木製のサッシがほとんどです。
それは樹脂や木がアルミの1000倍、熱を伝えないからです。

これは、日本の役人が無知で、省エネ政策を放置してきた事と
また、窓を製造するメーカーがそれに甘んじてきた事にあります。
こういった事が全然知られていないし、メーカーもPRしていません。

『あなたのお家の窓はどうですか?』
『あと何年、冬の寒さや夏の暑さをガマンして生活しますか?』



投稿者 有限会社野崎硝子